時計ジャーナリスト兼コラムニストの二階堂仁です。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、ロレックス デイトナを購入した後のデメリットや、巷で囁かれる「後悔」の真相について気になっていると思います。 私も実際に複数のデイトナを所有し、良い面も悪い面も数多く経験してきましたので、その気になる気持ちはよくわかります。
あの輝かしいキング・オブ・クロノグラフを手にした先に、どのような現実が待っているのか。 購入前の期待と、購入後のリアルなギャップは、誰しもが不安に思うことでしょう。

引用 : ROLEX
この記事を読み終える頃には、デイトナ購入後のリアルな現実と、後悔しないための具体的な知識が身についているはずです。
記事のポイント
- デイトナ所有者が直面する10の現実
- 高額な維持費とメンテナンスの実態
- 資産価値の変動リスクとの正しい向き合い方
- 後悔を避けるための購入前の心構え

ロレックス デイトナ購入後に後悔する10の現実
高級時計の頂点として、多くの時計愛好家や成功者の腕で輝くロレックス デイトナ。 その圧倒的な存在感とステータス性は、まさに「いつかは手に入れたい」と思わせる特別な魅力に満ちています。 しかし、その輝きの裏側には、実際に所有してみないとわからない、シビアな現実が存在することも事実です。

私自身もデイトナのオーナーであり、これまで多くのオーナー様から相談を受けてきました。 今回は、そうしたリアルな声と私の実体験を基に、購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性のある10のポイントを、包み隠さずお話しします。
後悔①:【着用機会】傷や盗難が怖くて「あまり着けられない」
最初に多くの方が直面するのが、この「着けたいのに、着けられない」というジレンマです。 数百万円、モデルによっては一千万円を超える資産が腕にあるという現実は、想像以上のプレッシャーを伴います。
日常使いでの傷のリスク
ポリッシュ仕上げされたケースやブレスレットは、驚くほど繊細です。 デスクワークでPCにカツンと当てる、ドアノブに擦ってしまう、満員電車で他人のバッグと接触するなど、日常の些細な出来事が取り返しのつかない傷につながります。 「傷はオーナーの歴史」と割り切れれば良いのですが、資産価値を意識するあまり、過度に神経質になってしまう方は少なくありません。 結果として、自宅の時計ケースに鎮座したまま、特別な日にしか登板しない「宝の持ち腐れ」状態に陥ってしまうのです。
深刻化する盗難リスク
近年、特に都市部で高級時計を狙った強盗事件が頻発しています。 デイトナはその象徴的なモデルであり、残念ながら犯罪者にとっても格好のターゲットです。 海外ではもちろん、日本国内でも「デイトナを着けて夜道を一人で歩けない」「海外旅行には絶対に持っていけない」という声は日に日に大きくなっています。 私も海外出張の際は、デイトナを金庫に預け、別の時計をしていくのが常です。 常に周囲を警戒し、左腕を隠すような仕草が癖になってしまうようでは、心から時計を楽しむことは難しいでしょう。
この問題の解決策は「時間と慣れ」に尽きます。 どんなに気をつけていても小傷はつきますし、それを許容できるようになった時、初めてデイトナは真の相棒となるでしょう。
後悔②:【人間関係】上司や同僚からの嫉妬で「いびられる」
デイトナの知名度は、良くも悪くも絶大です。 時計に全く興味がない人でも「ロレックス=高級品」という認識は持っています。 それがデイトナとなれば、その価値を知る人からは羨望の眼差しを、知らない人からも「何かすごい時計」という印象を持たれることになります。
問題は、その視線が必ずしもポジティブなものだけではない、ということです。 特に日本の組織社会においては、若手が上司より高価な時計を着けることに対して、快く思わない層が一定数存在します。 「身分不相応だ」「生意気だ」といった陰口や、飲み会の席で「その時計、いくらしたんだ?」と執拗に絡まれるといった経験は、実際に多くのオーナーが語るところです。
もちろん、個人の持ち物に対して他人が口を出す権利はありません。 しかし、そうした些細なことがきっかけで社内の人間関係がギクシャクし、仕事に支障をきたす可能性はゼロではないのです。 私も若い頃、あるメーカーの高級クロノグラフを着けていった際に、先輩からビールの中に時計を沈められた苦い経験があります。 時代は変わりましたが、人の嫉妬心というものは、そう簡単にはなくなりません。
対策としては、TPOをわきまえ、あえてデイトナを着けていかない日を作る、という大人の判断も時には必要かもしれません。
後悔③:【装着感】試着なしの購入で「着けてみると違和感がある」
現在のロレックス正規店では、人気モデルの店頭在庫は皆無に等しく、試着すらままならない状況が続いています。 そのため、多くの人はネットや雑誌の写真、動画だけで購入を判断せざるを得ません。
しかし、時計というものは、実際に腕に乗せてみないと本当の相性はわかりません。 ケース径や厚み、重量、ブレスレットのフィット感など、スペック上の数値だけでは感じ取れない要素が多々あります。 特にデイトナは、クロノグラフとしては比較的小ぶりでドレッシーな側面も持ち合わせていますが、その独特のケース形状や重量感が、すべての人にフィットするわけではないのです。
「出てきたからには買うしかない」という一期一会の状況下で、冷静な判断を失い、勢いで購入してしまう。 そして、家に帰って冷静に着けてみると「あれ、何か違う…」「自分の腕にはしっくりこない」と感じてしまう。 これは、デイトナマラソンランナーが陥りがちな、非常に悲しい後悔のパターンです。 購入時の興奮(ドーパミン)が冷めた後にやってくる、わずかな違和感。 それが日を追うごとに大きくなり、最終的には手放す原因にもなりかねません。
購入前に一度は並行輸入店などで実機に触れ、自分の腕との相性を確認しておくことを強く推奨します。
後悔④:【維持費】想定以上!「オーバーホール費用が高すぎる」
デイトナは購入して終わり、ではありません。 その性能と価値を維持するためには、数年に一度の定期的なメンテナンス、すなわち「オーバーホール」が不可欠です。 そして、この費用が想像以上に高額であることに、多くの方が驚愕します。
正規オーバーホール費用の実態
ロレックスの正規オーバーホール料金は、年々上昇傾向にあります。 2024年現在、ステンレススチールのデイトナ(Cal.4130/4131)の基本技術料は、12万円以上が目安となります。 これに加えて、摩耗した部品の交換が必要になれば、料金はさらに加算されます。 ゴールドモデルやプラチナモデルの場合、部品代も高騰するため、20万円、30万円を超えるケースも珍しくありません。
モデル | 正規オーバーホール基本料金(目安) |
---|---|
デイトナ (SS) | 121,000円~ |
デイトナ (コンビ) | 135,300円~ |
デイトナ (金無垢) | 149,600円~ |
デイトナ (プラチナ) | 191,400円~ |
※上記は基本料金であり、部品交換代は別途発生します。
ロレックスはオーバーホールの推奨期間を約10年としていますが、これはあくまで目安です。 使用状況によっては、より短い期間でのメンテナンスが必要になることもあります。 10年後に十数万円の出費が待っている、という事実を念頭に置かずに購入すると、いざその時になって慌てることになります。
後悔⑤:【妥協】本命ではないモデル購入で「すぐに売りたくなる」
デイトナには、文字盤の色や素材、ブレスレットの種類によって、数多くのバリエーションが存在します。 多くの人には「白文字盤のステンレスモデルが欲しい」「ジュビリーブレスのコンビモデルが本命」といった、明確なターゲットがあるはずです。
しかし、正規店マラソンでは、必ずしも本命モデルに出会えるとは限りません。 そんな時、店員さんから「こちらならご用意できますが、いかがなさいますか?」と、第二希望、第三希望のモデルを提示されることがあります。 「これを逃したら次はいつになるか…」という焦りから、つい「じゃあ、それでお願いします」と妥協してしまう。 これもまた、後悔につながる典型的なパターンです。
妥協して手に入れたモデルは、やはり心のどこかで「本当はあれが欲しかった」という思いがくすぶり続けます。 街中で本命モデルを着けている人を見かけるたびに、羨ましさと後悔の念がこみ上げてくるのです。 結局、愛着が湧かずに短期間で手放し、再び本命を探す旅に出る…という方も少なくありません。
ブレスレットの違い程度ならまだしも、文字盤の色やベゼルの種類といった、時計の印象を大きく左右する部分での妥協は、極力避けるべきだと私は考えます。
後悔⑥:【保管】常に付きまとう「盗難・紛失の恐怖」
後悔①の「着けられない」にも通じますが、自宅での保管にも相当な気を使います。 小さな時計一つが、高級車一台分、あるいはそれ以上の価値を持つという異常事態。 これを自宅に無造備に置いておくことの恐怖は、オーナーにしかわかりません。
空き巣のリスクを考えれば、耐火性能の高い頑丈な金庫は必須です。 しかし、それでも「金庫ごと盗まれたら…」という不安は残ります。 そのため、月々の費用を払って銀行の貸金庫に預けるオーナーも多いですが、これでは着けたい時にすぐに取り出せないという、本末転倒な状況に陥ります。
また、旅行や出張先に持っていく際の管理も大変です。 ホテルのセーフティボックスは本当に安全なのか、部屋を離れる際はどうするのか。 常に時計のことが頭の片隅にあり、心からリラックスできないというのでは、何のための高級時計かわからなくなってしまいます。 この精神的な負担は、想像以上に重くのしかかります。
後悔⑦:【物欲】1本では終わらない「ロレックス沼にハマる」
「デイトナを手に入れれば、もう時計は上がりの一本だ」。 そう思っていたはずが、気づけば次のモデルを探している。 これが、多くのロレックスオーナーが陥る「沼」の恐ろしさです。
デイトナという一つの頂点を極めると、今度は別の山の頂が見たくなります。 「ダイバーズウォッチの王様、サブマリーナーも欲しい」 「GMTマスターのペプシカラーもコレクションに加えたい」 「シンプルなデイトジャストも一本持っておくべきか」 こうした物欲が次から次へと湧き出てきて、銀行口座の残高がみるみるうちにロレックスに変わっていくのです。
私自身も、まさにこの沼の住人です。 謎の責任感や使命感に駆られ、気づけばコレクションが増えている。 もちろん、それはそれで楽しい時間ではありますが、当初の計画を大幅に超える出費となり、「こんなはずでは…」と我に返る瞬間があるのも事実です。 デイトナは、新たな物欲への入り口になる可能性を秘めていることを、肝に銘じておく必要があります。
後悔⑧:【資産価値】相場の急落で「資産価値が下がってしまう」
ロレックス、特にデイトナがこれほどまでに人気化した背景には、その圧倒的な資産価値があります。 しかし、これは諸刃の剣です。 資産価値を意識して購入した人ほど、相場の変動に一喜一憂し、下落局面では大きな精神的ダメージを負うことになります。
2022年の春をピークに、ロレックスの二次市場価格は大きな調整局面を迎えました。 ピーク時に並行輸入店で高値掴みしてしまった方の中には、数百万円単位の含み損を抱えているケースも少なくありません。 正規店で購入した場合でも、一時期のような「買えた瞬間に数百万円の利益」という状況ではなくなっています。
もちろん、長期的に見ればデイトナの価値がゼロになることは考えにくいでしょう。 しかし、相場は常に変動するものであり、今後も経済状況やメーカーの動向次第で大きく上下する可能性があります。 「資産」として過度に期待しすぎると、価格が下落した際に「なぜあんな高値で買ってしまったんだ」という後悔に苛まれることになります。 あくまで「自分が心から愛せる時計」であることが、あらゆる価格変動リスクを乗り越えるための最良の保険です。
後悔⑨:【周囲の反応】期待外れの「意外と誰にも気づかれない」
「デイトナを着ければ、周りから一目置かれるだろう」「女性にモテるかもしれない」。 そんな下心にも似た期待を抱いてデイトナを購入する方もいるかもしれません。 しかし、現実は非常にシビアです。
結論から言うと、ほとんどの人は他人の腕時計に興味がありません。 特に時計に詳しくない女性からすれば、デイトナも他の時計も、大きな違いは認識できないでしょう。 「その時計かっこいいね」と言われたとしても、それがデイトナだからではなく、単なる社交辞令であるケースがほとんどです。 むしろ、最新のApple Watchの方が「可愛い」「便利そう」とポジティブな反応を得られることすらあります。
キャバクラなどの夜のお店で、女の子に時計を褒めてもらうことを期待しても、残念ながら空振りに終わることが大半です。 よほど教育された高級店のキャストでなければ、その価値を理解し、適切にいじることはできません。 承認欲求を満たす目的でデイトナを購入すると、この「誰にも気づかれない」という現実に直面し、虚しさを感じてしまうかもしれません。
後悔⑩:【売却後】手放した後に襲われる「強烈な喪失感」
様々な理由から、一度手に入れたデイトナを手放す決断をすることもあるでしょう。 しかし、その後に待っているのは、想像を絶するほどの後悔と喪失感かもしれません。
「あの時、売らなければよかった…」 「もう二度と正規店で定価で買うことはできないだろう」 手元からなくなった時計の相場が、その後高騰していくのを目の当たりにした時の悔しさ。 腕にあったはずの確かな重みがなくなり、心にぽっかりと穴が空いたような感覚。 これは、一度オーナーになった者にしかわからない、強烈な後悔です。
私自身は売却を否定するつもりはありません。 ライフステージの変化や新たな目標のために、時計が資金に変わることは素晴らしいことです。 しかし、安易な気持ちで手放すと、後々まで引きずるほどの大きな後悔につながる可能性があることは、強くお伝えしておきたいです。
デイトナ購入前に知っておくべき後悔しないための知識
ここまでデイトナを所有することで起こりうるネガティブな側面を解説してきました。 しかし、これらの後悔は、購入前に正しい知識を身につけ、しっかりとした心構えを持つことで、その多くを回避、あるいは軽減することが可能です。 ここからは、デイトナと末永く付き合っていくための、より具体的な知識と対策について解説します。

デイトナのTPO:着用を避けるべき場面とは?
デイトナは万能に見えますが、そのステータス性の高さゆえに、着用がはばかられる場面も存在します。
ビジネスシーンでの注意点
基本的にはスーツにもマッチしますが、業種や役職には注意が必要です。 例えば、顧客に頭を下げることが多い営業職や、若手のビジネスマンが着けるには、少し華美に映る可能性があります。 相手に威圧感や嫌味な印象を与えかねません。 一方で、経営者や役員クラスであれば、そのステータスが信頼感につながることもあります。 自分の立場と、会う相手との関係性を考慮した上で着用を判断するのが賢明です。
冠婚葬祭でのマナー
結婚式のような華やかな場では問題ありませんが、お悔やみの席(葬式・通夜)では、デイトナは避けるべきです。 光を反射するポリッシュ仕上げや、派手な印象を与えるクロノグラフは、弔事にはふさわしくありません。 黒い革ベルトのシンプルな三針時計が、この場合の正式なマナーとされています。
海外渡航時のリスク
前述の通り、盗難リスクが非常に高いです。 特にヨーロッパの主要都市や、治安に不安のある地域へ渡航する際は、着用を避けるのが無難です。 日本と同じ感覚でいると、痛ましい事件に巻き込まれる可能性があります。
資産価値との正しい向き合い方
デイトナの資産価値は魅力的ですが、それに振り回されてはいけません。
「時計が好き」という大前提
資産価値は、あくまで副次的な魅力と捉えるべきです。 その時計のデザイン、歴史、機構、着け心地が心から好きだという気持ちがあれば、多少相場が下がったところで愛着が揺らぐことはありません。 投資目的だけで購入すると、価格の変動に心が疲弊してしまいます。
長期的な視点を持つ
短期的な価格の上下に一喜一憂せず、5年、10年というスパンで時計との関係を考えましょう。 ロレックスは実用時計の最高峰であり、長く使い続けることでその真価を発揮します。 流行や相場に流されず、自分のスタイルを貫くことが、結果的に満足度の高い時計ライフにつながります。
正規店マラソンと並行輸入店、それぞれの覚悟
デイトナの購入方法は、大きく分けて二つあります。 正規店で定価購入を目指す「デイトナマラソン」と、二次市場である並行輸入店でプレミアム価格を支払って購入する方法です。
正規店マラソンの現実
定価で買えるという最大のメリットがありますが、その道のりは極めて険しいです。 数年間通い続けても買えない人がいる一方で、数回で買える幸運な人もいます。 時間と労力、そして何より「運」が必要であり、その過程で精神的に疲弊してしまう可能性も覚悟しなければなりません。
並行輸入店のメリット・デメリット
最大のメリットは「お金を払えば、欲しいモデルがすぐに手に入る」ことです。 時間を買う、と考えることもできます。 一方で、定価を大幅に上回るプレミアム価格を支払う必要があります。 また、相場下落時には、購入価格を大きく下回るリスクを直接的に負うことになります。
どちらが良いというわけではありません。 自分の価値観や経済状況、時計にかけられる情熱を考慮し、自分に合った購入方法を選択することが重要です。
後悔しないために。購入前に自問すべき3つのこと
最後に、あなたがデイトナを購入して本当に後悔しないか、最終確認するための3つの質問を投げかけます。 ぜひ、ご自身の心に問いかけてみてください。
- なぜ自分はデイトナが欲しいのか? (ステータス?デザイン?資産価値?それとも…)
- オーバーホール費用を含めた維持費を、無理なく払い続けられるか? (10年後に15万円の出費を許容できるか?)
- 傷がつき、価値が下がる可能性があっても、10年後、20年後もこの時計を愛し続けられるか? (人生のパートナーとして迎え入れる覚悟はあるか?)
これらの質問に、すべて胸を張って「YES」と答えられるのであれば、あなたはデイトナを手にする資格があります。
まとめ
今回は、ロレックス デイトナ購入後に後悔する可能性のある10のポイントと、それを乗り越えるための知識について、私の経験を交えながら詳しく解説しました。
デイトナは、ただの時間を知るための道具ではありません。 それは時に資産であり、ステータスシンボルであり、そして人生の苦楽を共にする相棒にもなり得る、特別な存在です。
しかし、その特別な価値を手にするためには、相応の覚悟と責任が伴います。 高額な維持費、盗難のリスク、人間関係への配慮、そして資産価値の変動。 こうした現実から目を背けず、すべてを受け入れた上でオーナーになるのであれば、デイトナはきっとあなたの人生を、これまで以上に輝かせてくれる最高のパートナーとなるでしょう。
この記事が、あなたの後悔のない時計選びの一助となれば、これに勝る喜びはありません。 最終的な決断を下すのは、あなた自身です。 ぜひ、じっくりと悩み、考え抜き、最高の答えを見つけ出してください。