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Apple Storeで注文した商品に要する時間|発送完了から実際に届くまで

ガジェット評論家兼コラムニストの二階堂仁です。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、心待ちにしていたApple製品のステータスがようやく「発送完了」になり、「あとどれくらいで手元に届くのだろう?」と気になっていることでしょう。

引用 : Apple HP

私自身、新しいiPhoneやMacを注文した際、あの通知を見てからというもの、配送状況の追跡ページを何度も更新して過ごしたので、その逸る気持ちは痛いほどわかります。

この記事を読み終える頃には、Apple製品が国内や海外から発送された後、実際にあなたの手元に届くまでの日数や詳細な流れに関する疑問が、スッキリ解決しているはずです。

記事のポイント
  • 国内発送と海外発送での所要日数の大きな違い
  • 注文から商品到着までの全ステータスの詳細な流れ
  • 配送状況をリアルタイムで正確に追跡する具体的な方法
  • 繁忙期やカスタマイズ注文が配送に与える影響
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Apple Storeの「発送完了」から商品到着までの日数と流れを徹底解説

Apple Storeで注文した製品のステータスが「発送完了」に変わった瞬間は、新しいデバイスとの出会いへの期待が最高潮に達する時です。しかし、そこから実際に商品が届くまでには、いくつかのステップが存在し、発送元によって所要時間も大きく異なります。ここでは、その全貌を私の経験も踏まえながら、徹底的に解説していきます。

まずは基本から!Apple製品の注文ステータス変遷

商品が手元に届くまで、Apple Storeの注文履歴ページではステータスが段階的に変化していきます。まずは、それぞれのステータスが何を示しているのかを正確に理解しておきましょう。

  1. 注文確定: オンラインで注文手続きを完了した直後の状態です。支払い情報などがAppleによって確認されている段階で、通常は数時間程度で次のステータスへと移行します。非常に短い期間しか表示されないことがほとんどです。
  2. 処理中 (お客様のご注文は間もなく処理が開始されます): 注文が確定し、製品の割り当てや出荷準備の本格的な開始を待っている状態です。新製品の予約注文時や、在庫状況によっては、このステータスが数日間続くこともあります。私がiPhone17 Proを予約した際は、発売日前の3日間ほどこの表示でした。最も待機時間が長くなることが多いのが、この「処理中」のフェーズです。
  3. 配送準備中: 製品のピッキングや梱包など、発送に向けた最終準備が行われている段階です。このステータスになると、原則として注文のキャンセルや内容の変更はできなくなります。お届け予定日も、この段階でより具体的に表示されることが多いです。ここまで来れば、もうすぐ発送されるという合図。期待が高まります。
  4. 発送完了 (出荷完了): Appleの倉庫から製品が発送され、配送業者の手に渡った状態です。この段階で「お問い合わせ伝票番号」が発行され、配送業者のウェブサイトで荷物の追跡が可能になります。いよいよ、あなたの新しいApple製品が旅を始めた瞬間です。
  5. 配達済み (配送済み): 商品が無事にあなたの手元に届けられた最終ステータスです。この表示を確認した時の満足感は格別ですね。

これらの流れを把握しておくことで、今自分の注文がどの段階にあるのかを冷静に判断できます。

【国内発送編】「発送完了」から最短翌日!スピーディーな配送の仕組み

「発送完了」の通知が来た後、もし荷物が国内から発送されている場合、驚くほどスピーディーに到着することがあります。

通常、在庫がある標準構成の製品や、発売日から時間が経過した製品は、日本の倉庫から発送されるケースが多いです。この場合の所要日数の目安は**「発送完了」通知の翌日〜3日後**です。特に本州の都市部であれば、翌日に到着することも珍しくありません。

Appleが国内配送で主に使用する業者はヤマト運輸です。彼らの効率的な物流ネットワークのおかげで、迅速な配送が実現されています。

発送元 配送業者 到着までの目安(発送完了後) 主な対象製品
国内 ヤマト運輸 1日~3日 標準構成モデル、アクセサリ類など
海外 EMS, ヤマト運輸, DHL等 5日~10日 CTOモデル、刻印入り製品、発売直後の新製品など

ADSC支店とは?Apple製品国内配送の心臓部

ヤマト運輸の追跡サービスを見ていると、「ADSC支店」という見慣れない名前を目にすることがあります。これは**”Apple Delivery System Center”**の略称で、東京都江東区有明にある、Apple製品専用の物流拠点です。

海外(主に中国)の工場から送られてきた大量のApple製品は、一度このADSC支店に集約されます。そこで日本の住所ラベルが貼られ、全国各地の配送センターへと仕分けられていくのです。つまり、ADSC支店はAppleの国内物流における「心臓部」と言えるでしょう。

追跡情報で「ADSC支店」から荷物が発送されたことが確認できれば、それは「荷物がすでに国内にあり、あなたの家に向かっている」ことを意味します。ここまでくれば、到着は目前です。

ヤマト運輸での追跡詳解!荷物は今どこに?

「発送完了」メールに記載された「お問い合わせ伝票番号」を使えば、ヤマト運輸の「荷物お問い合わせシステム」で、荷物の現在地を詳細に追跡できます。ステータスが更新されるたびに、ワクワクしますよね。

具体的なステータスの流れは以下のようになります。

  1. 荷物受付 (ADSC支店): Appleからヤマト運輸へ荷物が引き渡された状態です。ここが追跡のスタート地点。時刻も記録されます。
  2. 発送済み (ADSC支店): ADSC支店から、あなたの地域を担当する大規模な物流拠点(ベース)へ向けて、大型トラックが出発したことを示します。
  3. 作業店通過: 荷物が経由する主要な物流拠点(例:羽田クロノゲートベース、関西ゲートウェイなど)を通過した記録です。深夜から早朝にかけて、このステータスが更新されることが多いです。「福岡ベース」などの地元のベース名が表示されれば、もうすぐだと実感できます。
  4. 配達中: あなたの自宅に最も近い営業所に荷物が到着し、配達担当者が荷物を車に積んで出発した状態です。この表示が出たら、その日のうちに届く可能性が非常に高いです。
  5. 配達完了: 無事に荷物が届けられたことを示します。

これらの情報をリアルタイムで確認することで、受け取りの準備をしたり、一日の予定を立てたりするのに役立ちます。

【海外(上海)発送編】少し長旅、EMS便などでの配送日数

一方で、注文した製品によっては、海外の工場から直接あなたの元へ送られてくる場合があります。その代表的な発送地が中国・上海です。

海外からの発送の場合、国内発送に比べて少し時間が必要になります。「発送完了」の通知から手元に届くまでの目安は、およそ5日〜10日程度を見ておくと良いでしょう。輸送状況や後述する「通関」手続きのスムーズさによって、日数は変動します。

配送業者としては、ヤマト運輸の国際宅急便や、EMS(国際スピード郵便)、DHLなどが利用されます。

なぜ上海から?海外発送になるケースとは

どのような場合に海外から発送されるのでしょうか。主なケースは以下の通りです。

  • CTO (Customize To Order) モデル: Macのメモリを増設したり、キーボードをUS配列に変更したりするなど、自分好みにカスタマイズした製品は、注文を受けてから工場で生産されるため、海外からの直送となります。
  • 刻印入り製品: iPadやAirPods、Apple Pencilなどにメッセージを刻印するサービスを利用した場合も、パーソナライズ作業が行われる海外拠点からの発送となります。
  • 新製品の発売直後: iPhoneなどの新製品が発売された直後は、世界中から注文が殺到します。日本の在庫だけでは追いつかないため、生産工場から直接発送されるケースが多くなります。私が注文したiPhone17 Proも、このケースで上海からの長旅となりました。

国際輸送の壁「通関」とは?ここで時間がかかることも

海外発送で避けては通れないのが**「通関」**です。これは、輸入される荷物が日本の法律や規制に違反していないか、関税を支払う必要があるかを税関でチェックする手続きのことです。

ヤマト運輸などの追跡情報で「海外発送」「通関手続中」といったステータスが表示され、数日間更新が止まることがあります。これは、まさに税関で荷物が検査を受けている最中です。通常、個人で使用するApple製品の輸入で問題が起きることは稀ですが、物量が多い時期などは手続きに1日〜3日程度かかることがあります。

この通関手続きが無事に完了すると、ステータスが「国際交換局から発送」などに変わり、晴れて国内の配送ルートに乗ることになります。海外発送の場合は、この「通関」というステップがあることを覚えておきましょう。

海外発送の追跡方法と注意点

海外からの荷物も、基本的には国内発送と同じように「お問い合わせ伝票番号」で追跡が可能です。ただし、いくつか注意点があります。

  • 情報のタイムラグ: 中国の空港から出発した後、日本の空港に到着して通関手続きが始まるまで、追跡情報が更新されない「空白の時間」が発生することがあります。これは異常ではなく、輸送中の飛行機の中にある状態だと考えられます。
  • 複数の追跡サイト: 利用する配送業者によっては、海外の区間と国内の区間で追跡サイトが異なる場合があります。Appleからの案内をよく確認しましょう。

少し時間はかかりますが、自分のデバイスが国境を越えてやってくる旅路を追跡するのも、また一興かもしれません。

もっと知りたい!Apple製品の配送に関するQ&Aと豆知識

ここからは、多くの方が疑問に思う点や、知っておくと便利な豆知識をQ&A形式でご紹介します。

配送日時は指定・変更できる?

Apple Storeでの注文時に、あらかじめ特定の日時を指定することは基本的にできません。しかし、荷物が国内の配送業者(ヤマト運輸)に引き渡された後であれば、日時の変更が可能です。

後述する「クロネコメンバーズ」に登録しておけば、配達予定の通知が届き、アプリやウェブサイトから簡単に受け取り日時や場所(コンビニ、宅配便ロッカーPUDOなど)を変更できます。これは非常に便利なサービスなので、ぜひ活用してください。

繁忙期(新製品発売時など)の配送はどうなる?

iPhoneの新製品発売直後や、クリスマス、年末年始といった繁忙期は、注文が集中するため、通常の時期よりも配送に時間がかかる傾向があります。

ただし、Appleはこうした状況を予測しており、注文時に表示される「お届け予定日」には、ある程度の余裕が含まれています。基本的には、注文時に表示されたお届け予定日が最も信頼できる情報だと考えてください。この期間内に届くことがほとんどです。

予定日より早く届く「前倒し」は期待できる?

Appleユーザーの間でよく話題になるのが、「お届け予定日より早く届いた」という「前倒し配送」です。これは実際に起こり得ます。生産や輸送が順調に進んだ場合、当初の予定より早く発送され、結果的に早く到着することがあります。

私も過去にMacBook Airを注文した際、予定より2日早く届いて嬉しい驚きを経験したことがあります。

しかし、これはあくまで「嬉しいサプライズ」程度に考えておくのが賢明です。前倒しを過度に期待せず、公式のアナウンスを基準に待つのが精神衛生上も良いでしょう。

追跡情報が更新されない…そんな時の対処法

「発送完了になったのに、追跡情報がずっと変わらない…」と不安になることがあるかもしれません。しかし、慌てる必要はありません。

  • 国内発送の場合: 荷物が次の拠点に到着し、スキャンされるまで情報は更新されません。特に夜間に長距離を移動している間は、ステータスに変化がないことが多いです。
  • 海外発送の場合: 前述の通り、国際輸送中や通関手続き中は、情報が数日間更新されないこともあります。

まずは24時間〜48時間ほど様子を見てみましょう。それでも全く更新されない、あるいは明らかに日数がかかりすぎている場合は、Appleのサポートに問い合わせてみるのが良いでしょう。

クロネコメンバーズ登録で受け取りがもっとスムーズに

Apple製品をスムーズに受け取るために、私が最も強くおすすめするのが、ヤマト運輸の無料会員サービス**「クロネコメンバーズ」への登録**です。

登録しておくと、Apple Storeで登録した自分の名前、住所、電話番号と一致する荷物が発送された際に、自動的に「お届け予定通知」がLINEやメールで届きます。この通知から、

  • 受け取り日時の変更
  • 受け取り場所の変更(自宅、コンビニ、PUDOステーションなど)
  • 不在連絡・再配達依頼

などが、伝票番号を入力する手間なく、ワンタップで完了できます。日中家を空けることが多い方や、急な予定が入りやすい方にとっては、必須のサービスと言えるでしょう。これにより、受け取りのストレスが劇的に減少します。

不在で受け取れなかったらどうすればいい?

万が一、配達時に不在だった場合でも心配ありません。配達員が「ご不在連絡票」を郵便受けに入れてくれます。

連絡票に記載されている情報(QRコードや伝票番号)を使って、ウェブサイトや電話から簡単に再配達を依頼できます。クロネコメンバーズであれば、アプリからさらに手軽に手続きが可能です。自分の都合の良い時間帯を選んで、確実に受け取りましょう。

Apple製品の梱包はどんな感じ?

最後に、少しマニアックな情報ですが、Apple製品の梱包についても触れておきましょう。

製品は、Appleらしい洗練された白い化粧箱に入っています。そして、その化粧箱が、輸送中の衝撃から守るための緩衝材とともに、無地のシンプルな段ボール箱に収められています。この外箱は非常に頑丈で、製品名などは一切書かれていないため、プライバシーにも配慮されています。

この梱包を開ける「開封の儀」は、Apple製品を購入する際の大きな楽しみの一つ。完璧な状態で届くよう、物流の最終段階までこだわりが感じられます。

まとめ

今回は、Apple Storeで注文した製品が「発送完了」となってから、実際に手元に届くまでの時間と流れについて、詳しくレビューしてきました。

最後に重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • 発送元を確認することが最も重要: 国内発送なら1〜3日、海外(上海など)発送なら5〜10日が到着までの目安です。
  • 注文ステータスを理解する: 「処理中」が長く、「発送完了」になれば、あとは配送業者の追跡情報をチェックする段階です。
  • ヤマト運輸の追跡は詳細: 「ADSC支店」が国内配送のスタート地点。そこからの荷物の動きをリアルタイムで把握できます。
  • 海外発送には「通関」がある: 追跡情報が数日止まっても、慌てずに待ちましょう。
  • 「クロネコメンバーズ」は必須: 日時や場所の変更が自在にでき、受け取りが格段にスムーズになります。

新しいApple製品を待つ時間は、長くもどかしくも感じられますが、その旅路を知ることで、少しだけ心穏やかに、そしてより一層ワクワクしながら待つことができるはずです。この記事が、あなたの素晴らしいAppleライフの始まりの一助となれば幸いです。