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iPhone8はOS26アップデート対象?中古iPhoneを購入する際の注意点を徹底解説

ガジェット評論家兼コラムニストの二階堂仁です。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、新しいiPhoneの購入を検討していて、コストを抑えるために中古のiPhone、特に「iPhone 8はまだ現役で使えるのか?」という点が気になっているのではないでしょうか。

引用 : Apple HP

私も最新ガジェットには目がありませんが、賢くコストを抑える方法も常に模索しており、そのお気持ちはよくわかります。特に、OSアップデートの対象から外れてしまうと、せっかく安く手に入れても快適に使えない可能性があるため、購入前の確認は非常に重要です。

ご安心ください。この記事を読み終える頃には、iPhone 8が今も使えるのか、そしてあなたに最適な中古iPhoneを見つけるための知識が身につき、購入に関する疑問や不安がスッキリ解決しているはずです。

記事のポイント
  • iPhone 8のOSアップデートの現状
  • OSアップデート対象外となることの具体的なリスク
  • 後悔しない中古iPhone購入で必須のチェック項目
  • 今、賢く選ぶべきおすすめの中古iPhoneモデル
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iPhone 8のOSアップデート対応状況と今後の見通し

中古iPhoneの購入を検討する際、最も重要で、かつ最初に見るべきポイントは「OSアップデートの対象機種であるか」です。特に、名機として今なお人気の高いiPhone 8を候補に入れている方は多いでしょう。ここでは、まず結論からお伝えし、OSアップデートの重要性について深掘りしていきます。

結論:iPhone 8は最新OS「iOS 26」のアップデート対象外

早速、核心に触れますが、残念ながらiPhone 8およびiPhone 8 Plusは、最新のOSである「iOS 26」のアップデート対象から外れています。

引用 : Apple HP

Appleは毎年新しいOSを発表し、新機能の追加やセキュリティの強化を行っていますが、そのサポートにはハードウェアの性能が求められるため、発売から一定期間が経過した古いモデルは対象外となっていきます。iPhone 8は2017年に発売されたモデルであり、搭載されている「A11 Bionicチップ」では、最新OSが要求する複雑な処理や機能を快適に動作させることが困難と判断されたため、サポートが終了となりました。

これは、iPhone 8が「壊れた」わけではありませんが、スマートフォンの頭脳であるOSを最新の状態に保てないことを意味し、長期的な利用を考えた場合にはいくつかの重大なデメリットが生じます。

最新OS「iOS 26」のアップデート対応機種一覧

では、どのモデルから最新OSの恩恵を受けられるのでしょうか。以下に、iOS 26の公式なアップデート対応機種をまとめました。ご自身の検討しているモデルが含まれているか、ぜひチェックしてみてください。

シリーズ 対応モデル
iPhone 17シリーズ iPhone 17, iPhone 17 Plus, iPhone 17 Pro, iPhone 17 Pro Max
iPhone 16シリーズ iPhone 16, iPhone 16 Plus, iPhone 16 Pro, iPhone 16 Pro Max
iPhone 15シリーズ iPhone 15, iPhone 15 Plus, iPhone 15 Pro, iPhone 15 Pro Max
iPhone 14シリーズ iPhone 14, iPhone 14 Plus, iPhone 14 Pro, iPhone 14 Pro Max
iPhone 13シリーズ iPhone 13, iPhone 13 mini, iPhone 13 Pro, iPhone 13 Pro Max
iPhone 12シリーズ iPhone 12, iPhone 12 mini, iPhone 12 Pro, iPhone 12 Pro Max
iPhone 11シリーズ iPhone 11, iPhone 11 Pro, iPhone 11 Pro Max
iPhone SE iPhone SE (第3世代), iPhone SE (第2世代)

上記の表を見てわかる通り、iOS 26のサポートはiPhone 13シリーズ以降のモデルが中心となっています。iPhone 12シリーズやそれ以前のモデルは、残念ながらメジャーアップデートの対象からは外れています。中古市場で人気の高いiPhone 11やiPhone XRも対象外となっている点には特に注意が必要です。

OSアップデート対象外のiPhoneを使い続けることのリスク

「アップデートできなくても、電話やLINEが使えれば問題ないのでは?」と思うかもしれません。しかし、OSアップデートには、私たちが思う以上に重要な役割があります。対象外の機種を使い続けることには、主に3つの大きなリスクが伴います。

The Infinity イメージ

1. セキュリティリスクの増大

これが最も重大なリスクです。OSアップデートには、日々発見されるコンピューターウイルスや不正アクセス、ハッキングなどの脅威からiPhoneを守るための最新のセキュリティパッチが含まれています。 アップデート対象外になると、新たな脆弱性が発見されても修正プログラムが提供されません。つまり、個人情報の漏洩、クレジットカードの不正利用、SNSアカウントの乗っ取りといった被害に遭う危険性が日に日に高まっていくのです。鍵のかからない家に住み続けるようなもので、非常に危険な状態と言えます。

2. 最新アプリが利用できなくなる

アプリ開発者は、基本的に最新のOSバージョンを基準にアプリを開発・アップデートします。古いOSは徐々にサポート対象外となり、最終的には「お使いのOSバージョンでは、このアプリはインストール(またはアップデート)できません」という表示が出て、利用できなくなります。 最初は些細なアプリからかもしれませんが、いずれは銀行アプリ、キャッシュレス決済アプリ、主要なSNSアプリ、人気のゲームアプリなども非対応となっていきます。これにより、日常生活の利便性が著しく損なわれる可能性があります。せっかくスマートフォンを持っているのに、できることがどんどん制限されていくのです。

3. 新機能が使えず、不具合が放置される

当然ながら、Appleが毎年発表する魅力的な新機能(例えば、より高度なカメラ機能、カスタマイズ可能なロック画面、新しいウィジェットなど)は一切利用できません。また、OS起因の細かな不具合(バッテリーの異常消費、特定の操作でフリーズするなど)が発生しても、修正されることはありません。パフォーマンスの最適化も行われなくなるため、時間と共に動作が不安定に感じられる場面も増えてくるでしょう。

なぜOSアップデートのサポートは終了するのか?

Appleが意地悪で古いモデルを切り捨てているわけではありません。サポートが終了するのには、明確な技術的・戦略的な理由があります。

引用 : Apple HP

  • ハードウェア性能の限界: 最新OSの新機能や高度なセキュリティは、それだけパワフルなプロセッサ(CPU)や十分なメモリ(RAM)を要求します。iPhone 8に搭載されているA11チップは当時最高峰でしたが、現在の最新Aシリーズチップなどと比較すると性能差は歴然です。古いハードウェアで無理に最新OSを動かそうとすると、動作が極端に遅くなったり、バッテリーを異常に消費したりと、かえってユーザー体験を損なうことになります。
  • 新技術への最適化: 5G通信、ProMotionテクノロジー(可変リフレッシュレートディスプレイ)、LiDARスキャナなど、新しいiPhoneには様々な新技術が搭載されています。OSはこれらの新技術を最大限に活用できるように設計されており、そもそもそうしたハードウェアを持たない古いモデルでは、OSのポテンシャルを発揮できないのです。
  • 開発リソースの集中: Appleが膨大な数の過去モデルすべてに対応し続けるのは、開発リソースの観点から非効率です。サポートするモデルを絞り、最新の機種とOSにリソースを集中させることで、より高品質で安定したソフトウェアを提供できるのです。

メジャーアップデートとセキュリティアップデートの違い

少し専門的な話になりますが、OSアップデートには「メジャーアップデート」と「セキュリティアップデート」の2種類が存在します。 メジャーアップデートは、iOS 25からiOS 26へといった、バージョン番号が大きく変わるもので、新機能の追加がメインです。iPhone 8が対象外となったのは、このメジャーアップデートです。

一方で、Appleはメジャーアップデートの対象外となった古いOS向けにも、ごく稀に、非常に重大なセキュリティ上の欠陥(脆弱性)が発見された場合に、その問題だけを修正する「セキュリティアップデート」を配信することがあります。 ただし、これはあくまで緊急的な措置であり、配信も不定期です。基本的なセキュリティリスクが高い状態であることに変わりはないため、「セキュリティアップデートがあるからまだ大丈夫」と考えて使い続けるのは絶対に避けるべきです。

自分のiPhoneのOSバージョンを確認する方法

現在お使いのiPhoneや、購入を検討している中古品のOSバージョンを確認する方法は非常に簡単です。以下の手順で確認できます。

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「一般」をタップする
  3. 一番上の「情報」をタップする
  4. 「iOSバージョン(またはシステムバージョン)」の項目で現在のバージョンを確認できます。

中古品を購入する際は、店員さんにこの画面を見せてもらうか、自分で操作して確認させてもらうのが確実です。

後悔しない!中古iPhoneの選び方と7つの注意点

iPhone 8がOSアップデートの面で厳しいとわかった今、次に考えるべきは「では、どの中古モデルを、どのように選べば良いのか?」ということです。価格の安さだけで飛びついてしまうと、「安物買いの銭失い」になりかねません。ここでは、ガジェット評論家の視点から、中古iPhone選びで失敗しないための必須チェック項目を7つ、徹底的に解説します。

1. OSサポート期間を考慮してモデルを選ぶ

最も重要なのは、今後どれくらいの期間、OSのメジャーアップデートを受けられるかです。Appleは公式にサポート期間を明言していませんが、これまでの傾向から**「発売から最低でも5〜6年」**はサポートされると考えるのが一般的です。

この基準から考えると、2025年現在、中古でiPhoneを購入するなら、最低でもiPhone 13シリーズ(2021年発売)、予算を抑えたい場合でも**iPhone 12シリーズ(2020年発売)**までが安心して使えるラインと言えるでしょう。これらのモデルであれば、少なくともあと2〜3年は最新OSのアップデートが提供される可能性が非常に高いです。

  • iPhone 12シリーズ: 初めて5Gに対応したモデル。角張ったデザインが特徴で、今見ても新鮮です。カメラ性能も高く、日常使いには十分すぎる性能を持っています。価格もこなれてきており、コストパフォーマンスに優れます。
  • iPhone 13シリーズ: iPhone 12の正統進化モデル。バッテリー持ちが大幅に改善され、通常モデルでもシネマティックモードでの動画撮影が可能です。より長く安心して使いたいなら、こちらがおすすめです。

2. 「バッテリーの最大容量」は85%以上が必須

中古iPhoneで最も劣化している可能性が高いパーツがバッテリーです。iPhoneのバッテリーは消耗品であり、使えば使うほど蓄えられる電力量は減っていきます。この劣化具合を示す指標が「バッテリーの最大容量」です。

確認方法

「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」と進むと、「最大容量」という項目にパーセンテージが表示されます。

購入の目安

  • 85%以上: これが一つの基準ラインです。この数値以上であれば、購入後すぐにバッテリーの持ちで不満を感じることは少ないでしょう。
  • 80%〜84%: やや劣化が進んでいますが、使い方によってはまだ使えるレベル。ただし、近いうちに交換が必要になる可能性は覚悟しておくべきです。
  • 80%未満: 「サービス」と表示され、Appleが交換を推奨する状態です。この状態の端末は、購入後に数千円〜1万円以上のバッテリー交換費用が別途かかるため、避けるのが賢明です。

中古スマホ専門店では、この最大容量を明記して販売していることが多いので、必ず確認しましょう。

3. 「ネットワーク利用制限」を確認して「赤ロム」を避ける

「赤ロム」という言葉を聞いたことがありますか?これは、前の所有者が端末代金の分割払いを滞納したなどの理由で、キャリア(docomo, au, SoftBankなど)がその端末に対して通信機能のロックをかけてしまう状態を指します。 赤ロムになった端末は、Wi-Fi環境下でしか使えず、SIMカードを挿しても通話やモバイルデータ通信が一切できなくなります。見た目は普通でも、スマートフォンの根幹機能が使えない「文鎮」と同じです。

確認方法

各キャリアが提供しているネットワーク利用制限の確認サイトで、端末固有の製造番号(IMEI)を入力することで確認できます。IMEIは、端末の「設定」→「一般」→「情報」で確認するか、電話アプリで「*#06#」とダイヤルすると表示されます。

  • 判定結果が「◯」: 問題なく利用できます。
  • 判定結果が「△」: 現在は利用できますが、将来的に分割払いが滞ると「✕」になる可能性があります。
  • 判定結果が「✕」: 赤ロム状態です。絶対に購入してはいけません。

信頼できる中古専門店では「赤ロム永久保証」を付けている場合が多いですが、フリマアプリなど個人間取引では特に注意が必要です。

4. 「SIMロック」が解除済みか確認する

SIMロックとは、特定のキャリアのSIMカードしか使えないように端末にかけられた制限のことです。例えば、docomoで購入したiPhoneは、docomoのSIMカードしか認識しません。 現在はSIMフリーが原則となっていますが、中古市場にはまだSIMロックがかかった端末も流通しています。格安SIMなど、自分の好きな通信会社で使いたい場合は、必ず「SIMフリー」または「SIMロック解除済み」の端末を選びましょう。

確認方法

「設定」→「一般」→「情報」と進み、「SIMロック」という項目を確認します。「SIMロックなし」と表示されていれば、SIMフリー端末です。ここにキャリア名が表示されている場合はSIMロックがかかっています。

5. 最重要!「アクティベーションロック」がオフになっているか

これは中古iPhone選びで最も警戒すべき項目です。「アクティベーションロック」とは、「iPhoneを探す」機能に紐づいた強力な盗難防止機能です。 前の所有者のApple IDとパスワードでサインインしたまま初期化されていない場合、このロックがかかったままになります。そして、このロックはApple IDとパスワードを知っている本人以外、誰にも解除できません。

アクティベーションロックがかかった端末を購入してしまうと、初期設定画面から先に進めず、完全に操作不能な「文鎮」と化します。フリマアプリなどで「初期化済み」と書かれていても、このロックが解除されていないトラブルが後を絶ちません。

確認・対策

  • 対面取引の場合: 必ずその場で電源を入れ、初期設定画面(「こんにちは」と表示される画面)が表示されることを確認する。
  • オンライン購入の場合: 信頼できる中古専門店から購入する。専門店は検品の段階で必ずこのロックを解除しているため、安心です。フリマアプリでの購入は、このリスクが最も高いため、初心者にはおすすめできません。

6. 中古iPhoneの購入先を賢く選ぶ

中古iPhoneは様々な場所で購入できますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。自分の知識レベルや求める安心感に合わせて選びましょう。

購入先 メリット デメリット こんな人におすすめ
中古スマホ専門店(イオシス、じゃんぱら等) ・検品済みで品質が安定 ・赤ロム保証など保証が手厚い ・品揃えが豊富 ・状態ランクが明確 ・フリマアプリよりは高価 初心者〜中級者。 安心して購入したい人。
フリマアプリ (メルカリ、ラクマ等) ・価格が安い場合がある ・掘り出し物が見つかることも ・トラブルリスクが非常に高い ・品質が不明、保証なし ・専門知識が必要 上級者。 リスクを理解し自己解決できる人。
Apple認定整備済製品 ・新品同様の品質 ・バッテリー、外装が新品 ・Appleによる1年間の保証 ・価格が高い ・在庫が不定期で少ない 新品に近い品質と安心感を 求める人。

結論として、初めて中古iPhoneを購入する方や、トラブルを避けたい方には、多少価格が高くても保証がしっかりしている「中古スマホ専門店」を強く推奨します。

7. 本体外観と付属品の有無をチェックする

最後に、物理的な状態の確認です。オンラインで購入する場合は、掲載されている写真を隅々まで確認し、商品説明をよく読みましょう。

  • ディスプレイ: 電源を入れた状態で、画面に目立つ傷、ドット抜け、色ムラがないか確認します。画面の隅が黄ばんで見えることもあります。
  • 本体フレーム: 角や側面に大きな打痕や深い傷がないか確認します。歪みがあると、内部の基盤にダメージが及んでいる可能性も考えられます。
  • カメラレンズ: 前面・背面ともに、レンズに傷やヒビがないかチェックします。ここに傷があると、写真の写りに影響します。
  • 各種ボタン・ポート: 電源ボタン、音量ボタンが正常にカチカチと反応するか、充電ポートにグラつきがないかなどを確認します。
  • 付属品: 商品説明をよく読み、箱、充電ケーブル、イヤホンなどの付属品が含まれるか確認します。最近のモデルは充電アダプタやイヤホンが元々付属していないため、その点も考慮しましょう。

まとめ

今回は、中古iPhoneの購入を検討している方、特にiPhone 8がまだ使えるのか気になっている方に向けて、OSアップデートの重要性と、後悔しないための選び方を詳しく解説しました。

最後に、今回のレビューの重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • iPhone 8は最新OS「iOS 26」のサポート対象外です。 セキュリティやアプリ対応の面から、今からの長期利用は推奨できません。
  • OSアップデート対象外の端末を使い続けると、**「セキュリティリスクの増大」「アプリが使えなくなる」「新機能が使えず不具合が放置される」**といった重大なデメリットがあります。
  • 中古iPhoneを選ぶ際は、OSサポート期間を考慮し、最低でもiPhone 12シリーズ以降のモデルを選ぶのが賢明です。
  • 購入時には、**「バッテリー最大容量(85%以上)」「ネットワーク利用制限(赤ロムでないか)」「SIMロック解除の有無」「アクティベーションロック解除」**の4点は必ず確認してください。
  • トラブルを避け、安心して購入したいのであれば、**フリマアプリよりも保証の手厚い「中古スマホ専門店」**での購入を強くおすすめします。

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