ガジェット評論家兼コラムニストの二階堂仁です。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、新しいiPhoneの発表を受けて、価格が手頃になった中古のiPhone XRの購入を検討していて、「でも、OSアップデートはいつまで対応しているんだろう?」という点が気になっているのではないでしょうか。

私も新しいガジェットが出ると、旧モデルの動向が気になるので、その気持ちはよくわかります。特にiPhoneは長く使える製品だからこそ、OSのサポート期間は購入を決める上で非常に重要なポイントですよね。
ご安心ください。この記事を読み終える頃には、iPhone XRが今買うべきモデルなのか、そしてあなたの使い方に合った後悔しない中古iPhoneを見つけるための全ての知識が身についているはずです。
記事のポイント
- iPhone XRのOSアップデート最新情報
- OSアップデート対象外となる具体的なリスク
- 失敗しない中古iPhone選びの全チェックリスト
- 今が狙い目のおすすめ中古iPhoneモデル紹介

【結論】iPhone XRは最新OSアップデートの対象外!今後の影響と対応策
早速、多くの方が最も気にされている結論からお伝えします。2018年に登場し、そのカラーバリエーションと当時としては先進的な機能で一世を風靡したiPhone XRですが、残念ながら2025年にリリースされた最新の「iOS 26」のアップデート対象から外れることになりました。
これは、中古iPhoneの購入を検討している方にとって非常に重要な情報です。「まだ使えるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、OSアップデートが提供されないということは、私たちが思っている以上に大きな影響を及ぼします。ここでは、その具体的な影響と、今後どうすべきかについて詳しく解説していきます。
iPhone XRはiOS 26のサポート対象外という事実
Appleは毎年秋に新しいiOSをリリースしており、その際に一部の古いモデルがアップデートの対象から外れます。そして、2025年のiOS 26のリリースに伴い、iPhone XR、そして同じA12 Bionicチップを搭載するiPhone XS、iPhone XS Maxも同時にサポート対象外となりました。

引用 : Apple HP
iPhone XRは発売から約7年もの長きにわたり最新OSへのアップデートが提供され続けてきました。これは非常に長いサポート期間であり、Apple製品の価値の高さを物語っています。しかし、ついにその役目を終える時が来た、というのが現状です。
もちろん、明日からiPhone XRが全く使えなくなるわけではありません。しかし、メインのスマートフォンとして今後も使い続けるには、いくつかの無視できないリスクと不便さが伴うことを理解しておく必要があります。
OSアップデート対象外になると具体的に何が困るのか?
「OSが古くなるだけで、電話やLINEくらいはできるでしょ?」と軽く考えていると、後で「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。OSアップデートが停止することによるデメリットは、主に以下の4つです。

The Infinity イメージ
セキュリティリスクの増大
これが最も大きな問題です。OSアップデートには、新機能の追加だけでなく、新たに見つかったセキュリティ上の脆弱性を修正する重要な役割があります。アップデートが停止すると、悪意のあるソフトウェアやウイルス、ハッキングなどの攻撃からiPhoneを守るための最新の防御壁がなくなってしまいます。
特に、インターネットバンキングやクレジットカード情報などを登録したキャッシュレス決済アプリ、ビジネスでの重要なやり取りなど、個人情報や金銭が関わる操作をiPhoneで行っている場合、そのリスクは計り知れません。セキュリティが古いままの端末を使い続けることは、いわば鍵の壊れた家に住み続けるようなものです。
最新のアプリが利用できなくなる
多くのアプリ開発者は、最新のiOSが提供する機能やセキュリティを前提にアプリを開発・アップデートしています。そのため、OSが古くなると「お使いのOSバージョンはサポートされていません」といった表示が出て、アプリの新規インストールやアップデートができなくなるケースが増えてきます。
最初は一部の最新ゲームや専門的なアプリだけかもしれませんが、いずれはLINEやInstagram、YouTubeといった日常的に使う必須アプリでさえも、正常に動作しなくなったり、利用できなくなったりする可能性があります。実際に過去にも、大手銀行のアプリが古いiOSのサポートを打ち切った例は数多くあります。
新機能が利用できない
iOS 26には、AIを活用した画期的な写真編集機能や、より進化したウィジェット、新しい集中モードなど、魅力的な新機能が多数搭載されています。OSアップデートの対象外ということは、こうしたiPhoneの体験を向上させる新しい機能を一切利用できないということです。せっかくiPhoneを使うのであれば、最新の便利な機能を享受したいと考えるのが自然でしょう。
動作の遅延や不具合が発生する可能性
OSのアップデートが止まっても、アプリ側はアップデートされ続けることがあります。このOSとアプリのバージョンのズレが、予期せぬ不具合を引き起こす原因となることがあります。例えば、文字入力がもたつく、アプリが突然落ちる、バッテリーの消費が異常に早くなるといった症状が現れる可能性があります。快適なスマートフォン体験とはほど遠い状態になってしまうかもしれません。
【一覧表】最新iOS 26のOSアップデート対象iPhoneモデル
では、どのモデル以降であれば安心して最新のOSアップデートを受けられるのでしょうか。以下に、iOS 26の公式サポート対象となるモデルを一覧にまとめました。中古iPhoneを選ぶ際の最も重要な基準となりますので、必ず確認してください。
シリーズ | モデル名 |
---|---|
iPhone 17シリーズ | iPhone 17, iPhone 17 Plus, iPhone 17 Pro, iPhone 17 Pro Max |
iPhone 16シリーズ | iPhone 16, iPhone 16 Plus, iPhone 16 Pro, iPhone 16 Pro Max |
iPhone 15シリーズ | iPhone 15, iPhone 15 Plus, iPhone 15 Pro, iPhone 15 Pro Max |
iPhone 14シリーズ | iPhone 14, iPhone 14 Plus, iPhone 14 Pro, iPhone 14 Pro Max |
iPhone 13シリーズ | iPhone 13, iPhone 13 mini, iPhone 13 Pro, iPhone 13 Pro Max |
iPhone 12シリーズ | iPhone 12, iPhone 12 mini, iPhone 12 Pro, iPhone 12 Pro Max |
iPhone 11シリーズ | iPhone 11, iPhone 11 Pro, iPhone 11 Pro Max |
iPhone SE | iPhone SE (第2世代), iPhone SE (第3世代) |
この表からわかる通り、iOS 26を利用するためには、最低でもiPhone 11シリーズまたは**iPhone SE (第2世代)**以降のモデルが必要となります。つまり、中古でiPhoneを探すのであれば、このラインナップの中から選ぶのが賢明な判断と言えるでしょう。
なぜiPhone XRはOSアップデート対象外になったのか?
iPhone XRがサポートを終了した背景には、主にハードウェア、特に搭載されているCPU(チップ)の性能限界があります。
iPhone XRに搭載されているのは「A12 Bionic」というチップです。このチップは発表当時、非常に高性能で革新的でしたが、最新のiOS 26が要求する複雑な処理、特に高度なAI機能やグラフィック性能をスムーズに動かすには、パワー不足が否めません。Appleは、全てのユーザーに快適な操作体験を提供することを重視しているため、性能が追いつかない古いモデルについては、やむを得ずアップデートの対象から外すという判断を下します。
これは、Apple製品に限らず、全てのスマートフォンやPCで起こりうることです。ソフトウェアの進化にハードウェアが追いつけなくなるのは、テクノロジーの宿命とも言えるでしょう。
OSアップデート以外で見るiPhone XRの性能と現状
では、OSの問題を抜きにして、iPhone XRというデバイス自体の性能は現在どうなのでしょうか。
- ディスプレイ: 6.1インチのLiquid Retina HDディスプレイ(液晶)は、今見ても十分に綺麗ですが、最近の有機ELディスプレイ搭載モデルと比較すると、黒の締まりやコントラストで見劣りするのは事実です。
- カメラ: シングルの広角カメラは、日中の明るい場所であれば今でも綺麗な写真を撮ることができます。しかし、ポートレートモードは人物にしか適用できなかったり、暗い場所での撮影(ナイトモード非搭載)は最新モデルに大きく劣ります。
- 処理性能: A12 Bionicチップは、電話、メール、LINE、ウェブブラウジング、YouTube視聴といった日常的なタスクであれば、まだストレスなくこなせます。しかし、最新のグラフィックがリッチな3Dゲームをプレイしたり、複数のアプリを頻繁に切り替えながら作業したりすると、動作のもたつきを感じる場面が増えてきます。
- バッテリー: 元々のバッテリー性能は悪くありませんでしたが、発売から年数が経過しているため、中古市場に出回っている個体はバッテリーが著しく劣化している可能性が非常に高いです。購入するならバッテリー交換が前提となるでしょう。
総合的に見て、iPhone XRは「限定的な用途であればまだ使えるが、今後数年間メイン機として使い続けるには力不足」というのが、ガジェット評論家としての私の正直な評価です。
後悔しない!中古iPhoneの賢い選び方と購入時の注意点
iPhone XRの現状を理解した上で、「それでもやっぱり中古のiPhoneが欲しい!」という方のために、ここからは後悔しない中古iPhoneの選び方を徹底的に解説します。安物買いの銭失いにならないよう、以下のポイントをしっかり押さえてください。

引用 : Apple HP
なぜ今、中古iPhoneが人気なのか?そのメリットを再確認
そもそも、なぜ多くの人が新品ではなく中古のiPhoneを選ぶのでしょうか。その理由は主に3つあります。
- **圧倒的なコストパフォーマンス:**最大の魅力は、何と言っても価格です。最新モデルが20万円を超えることも珍しくない中、中古であれば数世代前の高性能なモデルが数万円で手に入ります。浮いた予算でケースやイヤホンなど、周辺機器を充実させることも可能です。
- **豊富な選択肢:**新品では販売終了してしまったモデルや、特定のカラー、ストレージ容量などを自由に選べるのも中古ならではの魅力です。例えば、「やっぱりホームボタンがあった方が使いやすい」「このサイズ感が手に馴染む」といった理由で、あえて古いモデルを選ぶ人も少なくありません。
- **環境への配慮:**一つの製品を長く使うことは、電子廃棄物の削減に繋がり、環境負荷を低減させるサステナブルな選択でもあります。
知っておくべき中古iPhoneのデメリットとリスク
しかし、良いことばかりではありません。中古品には必ずリスクが伴います。購入前に以下のデメリットを十分に理解しておくことが重要です。

- バッテリーの劣化: 中古iPhoneで最も注意すべき点です。スマートフォンのバッテリーは消耗品であり、使用期間に比例して必ず劣化します。外見がどれだけ綺麗でも、バッテリーが寿命を迎えていれば、すぐに交換が必要になり、数千円から1万円以上の追加出費が発生します。
- 目に見えない内部の故障リスク: 前の所有者が水没させてしまったり、落下による衝撃で内部基盤にダメージが蓄積していたりする可能性があります。こうした問題は購入時点では分からず、後から不具合として現れることがあります。
- 保証がない、または短い: 個人間取引や一部の販売店では、保証が全くないケースもあります。購入直後に故障しても自己責任となり、修理費用は全て自己負担です。
- 「赤ロム」のリスク: これは中古スマホ特有の非常に厄介な問題です。前の所有者が端末代金の分割払いを滞納した場合、キャリアによってその端末に通信制限がかけられ、SIMカードを挿しても通話やデータ通信が一切できなくなります。この状態を「赤ロム」と呼びます。
【チェックリスト】中古iPhone購入前に必ず確認すべき8つのポイント
では、具体的に何を確認すれば失敗のリスクを減らせるのでしょうか。私が中古端末をチェックする際に必ず確認する8つのポイントをリストアップしました。これを一つずつ確認していくだけで、質の悪い端末を掴む可能性を劇的に下げることができます。
① OSアップデートの対象か
このレビューの主題でもありますが、最も重要なポイントです。先ほどの「iOS 26のOSアップデート対象iPhoneモデル」一覧表を参考に、購入を検討しているモデルがサポート対象内か必ず確認しましょう。最低でも、あと2〜3年はアップデートが保証されるモデルを選ぶことを強く推奨します。
② バッテリーの最大容量
iPhoneには、バッテリーの劣化具合を確認する機能が備わっています。「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」と進むと、「最大容量」がパーセンテージで表示されます。これが新品時のバッテリー容量に対する現在の容量の目安です。 購入の目安は85%以上です。80%を下回ると、体感でもバッテリーの減りが早いと感じるようになります。オンラインで購入する場合は、商品説明に最大容量が明記されているか、質問して確認しましょう。
③ SIMロックの有無
SIMロックとは、特定のキャリア(docomo, au, SoftBankなど)のSIMカードしか使えないように端末にかけられた制限のことです。最近では「SIMフリー」が基本ですが、中古市場にはまだSIMロックされた端末も多く流通しています。 自分の利用したいキャリアのSIMカードが使えるか、あるいはSIMロックが解除された「SIMフリー」端末であるかを必ず確認してください。
④ ネットワーク利用制限の確認(赤ロム対策)
前述の「赤ロム」を避けるための必須の確認作業です。iPhoneのIMEI(製造番号)を調べることで、その端末がネットワーク利用制限の対象になっていないかを確認できます。
確認手順:
- iPhoneの「設定」→「一般」→「情報」で「IMEI」という15桁の数字を確認する。(商品説明に記載されていることも多い)
- 利用予定のキャリア(または端末の元キャリア)のネットワーク利用制限確認サイトにアクセスする。
- IMEIを入力して判定結果を確認する。「◯」なら問題なし、「△」は分割払い中で将来的に「×」になる可能性あり、「×」は利用制限中で購入してはいけない端末です。
この一手間を惜しまないでください。
⑤ アクティベーションロックの解除
アクティベーションロックとは、「iPhoneを探す」機能に関連するセキュリティ機能です。これがオンのままだと、元の所有者のApple IDとパスワードを入力しない限り、端末を初期化しても他の人が使用することはできません。 購入前に「アクティベーションロック解除済み」「iPhoneを探すオフ済み」といった記載があることを確認しましょう。

⑥ 外装の傷や汚れ
ディスプレイの傷、本体の角の凹み、カメラレンズ周りの傷などを入念にチェックします。特にディスプレイの傷は、使用中の快適さに直結します。オンライン購入の場合は、様々な角度から撮影された鮮明な写真が掲載されているかを確認し、不明瞭な点は質問しましょう。「美品」「良品」といった言葉を鵜呑みにせず、自分の目で確かめることが重要です。
⑦ 付属品の有無
充電ケーブル、ACアダプタ、イヤホン、箱などが付属しているかを確認します。特に最近のiPhoneは充電器が同梱されていないため、付属していない場合は別途購入する必要があります。付属品の有無も考慮して、トータルのコストを計算しましょう。
⑧ 保証と返品ポリシー
信頼できる販売店であれば、独自の保証(例:3ヶ月保証など)や、初期不良に対する返品・交換ポリシーが設けられています。保証期間が長く、内容が充実しているほど、安心して購入できます。「赤ロム保証」(万が一赤ロムになった場合に交換・返金してくれる保証)がある店舗なら、さらに安心です。
中古iPhoneはどこで買うのが正解?購入先のメリット・デメリット比較
中古iPhoneは様々な場所で購入できますが、それぞれに特徴があります。自分の知識レベルや、何を重視するかによって最適な購入先は変わってきます。
購入先 | メリット | デメリット | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|
Apple認定整備済製品 | ・新品同様の品質 ・1年間の製品保証 ・バッテリー、外装が新品 | ・価格が高い ・モデルや在庫が限定的 | 品質と安心を最優先したい人 |
キャリアの認定中古品 | ・キャリアによる品質チェック ・比較的安心感が高い ・保証が手厚い場合が多い | ・SIMロックされている場合がある ・価格は専門店より高め | 使いたいキャリアが決まっている人、安心感を重視する人 |
中古スマホ専門店 | ・品揃えが非常に豊富 ・価格帯が広い ・実店舗で現物を確認できる ・独自の保証がある | ・店舗によって品質や保証に差がある ・専門知識が多少必要 | 豊富な選択肢から選びたい人、現物を見て決めたい人 |
フリマアプリ/オークション | ・最も安く購入できる可能性がある ・掘り出し物が見つかることも | ・リスクが最も高い ・品質が玉石混交 ・個人間トラブルの可能性 | ある程度の知識があり、リスクを許容できる上級者 |
初心者の方であれば、多少価格が高くても保証がしっかりしている中古スマホ専門店やキャリアの認定中古品から始めるのがおすすめです。フリマアプリは魅力的な価格のものが多くありますが、上記で解説したチェック項目を全て自分で判断する必要があるため、上級者向けと言えるでしょう。
【2025年版】今、中古で買うならこのiPhone!目的別おすすめモデル
「チェックポイントは分かったけど、結局どのモデルを選べばいいの?」という方のために、ガジェット評論家の視点から、今中古で買うのにおすすめのモデルを目的別に4つ厳選しました。
コスパ最強!長く使えるスタンダードモデル「iPhone 13」
- こんな人におすすめ: バランスの取れた性能のiPhoneを、できるだけ長く安心して使いたい人
- おすすめポイント:
- 高性能なA15 Bionicチップ: 最新のiPhone 14やiPhone SE (第3世代)と同じチップを搭載しており、処理性能は非常に高いです。重いゲームや動画編集も快適にこなせ、今後数年間は性能不足を感じることはないでしょう。
- 優れたカメラ性能: 「シネマティックモード」という、背景をぼかした映画のような動画が撮影できる機能を搭載しています。写真も動画もクオリティにこだわりたい方に満足いただける性能です。
- バッテリー持ちの良さ: 前モデルのiPhone 12からバッテリー駆動時間が大幅に向上しており、一日中安心して使えます。
- OSアップデートの安心感: 発売から年数が浅いため、少なくともあと3〜4年は最新OSのアップデートが保証されると考えられます。
iPhone XRからの乗り換えであれば、あらゆる面で劇的な進化を体感できるはずです。性能、価格、将来性のバランスが最も取れた、中古市場の王道モデルと言えるでしょう。
小さいは正義!片手操作が快適な「iPhone 13 mini」
- こんな人におすすめ: 高性能は欲しいけど、大きなスマートフォンは苦手な人、片手でサクサク操作したい人
- おすすめポイント:
- iPhone 13とほぼ同等の性能: コンパクトなボディに、A15 Bionicチップや高性能なカメラなど、iPhone 13のパワフルな性能がそのまま凝縮されています。
- 圧倒的な軽さとサイズ感: 近年の大型化するスマートフォン市場において、このコンパクトさは非常に貴重です。ポケットへの収まりも良く、どこへでも気軽に持ち運べます。
- miniシリーズの最終モデル: AppleはiPhone 14シリーズでminiモデルを廃止したため、この性能とサイズ感を両立した最後のモデルとなる可能性が高いです。
- 注意点: ボディサイズが小さい分、バッテリー容量も少なくなっています。ゲームや動画視聴を長時間行うヘビーユーザーの方は、モバイルバッテリーを併用すると安心です。
カメラ性能にこだわりたいなら「iPhone 14 Pro」
- こんな人におすすめ: 最新モデルに近い体験がしたい人、写真や動画のクオリティに一切妥協したくない人
- おすすめポイント:
- Dynamic Island: 通知やライブアクティビティをインタラクティブに表示する、Proモデルならではの機能です。未来的な操作感を体験できます。
- 4800万画素のメインカメラ: 驚くほど高精細な写真撮影が可能です。細部までくっきりと写し出し、写真を拡大してもディテールが潰れません。ProRAWでの撮影など、本格的な写真編集を楽しみたい方にも最適です。
- 常時表示ディスプレイ: ロック画面を常に表示させておくことができ、時間やウィジェットをいつでも確認できます。
- 注意点: 中古市場でもまだ価格は高めですが、新品の最新Proモデルを買うよりは遥かに手頃です。価格に見合うだけの性能と満足感は得られるでしょう。
とにかく安さ重視!でもOSアップデートは安心な「iPhone SE (第3世代)」
- こんな人におすすめ: 最新の処理性能は欲しいが、予算はできるだけ抑えたい人、Touch ID(指紋認証)にこだわりがある人
- おすすめポイント:
- 頭脳は最新級のA15 Bionicチップ: 見た目はiPhone 8とほぼ同じですが、中身はiPhone 13と同じチップを搭載しています。アプリの起動や動作は非常に高速で、コストパフォーマンスは抜群です。
- 安心のTouch ID: マスクをしている時でもスムーズにロック解除ができる指紋認証は、根強い人気があります。
- コンパクトで軽量: 持ち運びやすく、扱いやすいサイズ感です。
- OSアップデートの長期サポート: 搭載チップが新しいため、OSアップデートはiPhone 13シリーズと同様に長期間サポートされる見込みです。
- 注意点: デザインは数世代前のものであり、ディスプレイも小さめです。カメラもシングルカメラでナイトモード非搭載など、機能面では上位モデルに劣ります。最新のデザインやカメラ性能を求めない、実用性重視の方に最適なモデルです。
主要スペック比較表
モデル | チップ | メインカメラ | ディスプレイ | 生体認証 | 発売年 | おすすめポイント |
---|---|---|---|---|---|---|
iPhone XR | A12 Bionic | 12MP広角 | 6.1″ 液晶 | Face ID | 2018 | (参考) OSサポート終了 |
iPhone SE(3) | A15 Bionic | 12MP広角 | 4.7″ 液晶 | Touch ID | 2022 | 安さ・処理性能・指紋認証 |
iPhone 13 | A15 Bionic | 12MP広角/超広角 | 6.1″ 有機EL | Face ID | 2021 | 性能・価格の最強バランス |
iPhone 13 mini | A15 Bionic | 12MP広角/超広角 | 5.4″ 有機EL | Face ID | 2021 | 高性能とコンパクトを両立 |
iPhone 14 Pro | A16 Bionic | 48MP広角/超広角/望遠 | 6.1″ 有機EL | Face ID | 2022 | 最高峰のカメラ・最新体験 |
まとめ
今回は、iPhone XRのOSアップデート状況と、後悔しない中古iPhoneの選び方について、詳しくレビューしてきました。
結論として、iPhone XRは価格こそ魅力的ですが、最新OSのアップデート対象外となった今、セキュリティや機能面でのリスクを考えると、これからメイン機として購入することは賢明な選択とは言えません。
中古iPhoneを選ぶ際は、目先の価格だけでなく、**「①OSアップデートはいつまでサポートされるか」「②バッテリーは劣化していないか」「③ネットワーク利用制限(赤ロム)の心配はないか」**という3つのポイントを必ず確認することが、長く快適に使える一台と出会うための鍵となります。
今回ご紹介したiPhone 13やiPhone SE (第3世代)のように、中古市場にはまだまだ現役で活躍できる魅力的なモデルがたくさんあります。ぜひ本レビューのチェックリストを参考に、ご自身の予算や使い方に合った、最高のパートナーを見つけてください。
今後もガジェット評論家として、皆さんのデジタルライフを豊かにするような、信頼できる情報や賢い製品の選び方についてレビューしていきますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。