この記事では、ロレックスの代表モデルでもあるデイトジャストの選び方を徹底解説しています。

ロレックスデイトジャストは、1945年に登場して以来、ロレックスのクラシックウォッチの中でも看板的な存在として愛され続けているモデルです。
その名の由来は、ロレックスの大発明である「デイトジャスト機構」から来ており、さらに「パーペチュアル」や「オイスターケース」といった革新的な技術が詰め込まれています。
デイトジャストは、ドレッシーなデザインでありながら、100m防水という高い防水性能と堅牢性を兼ね備え、実用性も抜群です。
そのため、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで幅広く愛用されています。
しかし、デイトジャストは同じモデル名でありながら、ベゼルやブレス、文字盤、ケースサイズなど、さまざまなバリエーションが存在します。
そのため、初めてデイトジャストを購入する方にとっては、どのモデルを選べば良いのか迷ってしまうことも少なくありません。
本記事では、デイトジャストの選び方について、バリエーションの違いや現行モデルの中古相場を詳しく解説します。
購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ロレックスデイトジャストの選び方
結論
デイトジャストを選ぶ際には、ベゼル、材質、ブレス、ケースサイズ、文字盤の組み合わせを考慮することが重要です。

それぞれのパーツによって見た目や価格が大きく異なるため、自分の好みやライフスタイルに合ったモデルを選ぶことがポイントです。
また、現行モデルの中古相場は年々上昇傾向にあるため、予算に応じて旧型モデルも検討することをおすすめします。
デイトジャストの豊富なバリエーション
ベゼルの種類
デイトジャストのベゼルは、モデルの印象を大きく左右する重要なパーツです。主に以下の2種類が代表的です。
1. ポリッシュベゼル
ポリッシュベゼルは、鏡面仕上げが施されたシンプルで滑らかなデザインが特徴です。
飾り気のないスタンダードな形状が好まれるため、どのような服装にも合わせやすく、オンオフ問わず使いやすいモデルです。
特に、シンプルで落ち着いたデザインを好む方には、ポリッシュベゼルがおすすめです。
2. フルーテッドベゼル
フルーテッドベゼルは、ギザギザの形状が特徴で、デイトジャストの象徴的なデザインとして知られています。
ポリッシュベゼルに比べて高級感が増し、よりドレッシーな印象を与えます。
特に、フォーマルな場面で使用したい方や、より華やかなデザインを求める方には、フルーテッドベゼルが適しています。
3. ダイヤベゼル
現行モデルでは、ダイヤモンドが散りばめられたダイヤベゼルも存在します。フルーテッドベゼルよりもさらに高級感が増し、特別感を求める方には最適です。ただし、価格は他のベゼルに比べて大幅に高くなるため、予算に余裕がある場合の選択肢となります。
材質の種類
デイトジャストの材質は、ベゼルやブレス、ケースの素材によって大きく異なります。主な材質は以下の通りです。
1. ステンレス
ステンレス製のデイトジャストは、比較的リーズナブルな価格帯で入手可能です。全てのパーツがステンレスで構成されているため、シンプルで扱いやすいモデルとして人気があります。特に、初めてロレックスを購入する方には、ステンレスモデルがおすすめです。
2. イエローゴールド
イエローゴールドは、ベゼルだけでなく、リューズやブレスの一部にも金が使用されています。
明るく華やかな印象を与えるため、高級感を求める方には最適です。
ただし、価格はステンレスモデルに比べて高くなるため、予算に余裕がある場合の選択肢となります。
3. エバーローズゴールド
エバーローズゴールドは、ピンクゴールドとも呼ばれ、イエローゴールドに比べて落ち着いた色味が特徴です。
肌になじみやすい色合いで、大人の色気を感じさせるデザインとして人気があります。
特に、女性や落ち着いた雰囲気を好む方には、エバーローズゴールドがおすすめです。
ブレスの種類
デイトジャストのブレスは、主に以下の2種類が存在します。
1. オイスターブレス
オイスターブレスは、3列のリンクで構成されたスポーティーなデザインが特徴です。
シンプルで力強い印象を与えるため、カジュアルな場面での使用に適しています。
特に、動きやすいブレスを求める方には、オイスターブレスがおすすめです。
2. ジュビリーブレス
ジュビリーブレスは、5列のリンクで構成されたドレッシーなデザインが特徴です。
オイスターブレスに比べて高級感が増し、フォーマルな場面での使用に適しています。
特に、よりエレガントな印象を求める方には、ジュビリーブレスがおすすめです。
3. ブレスの組み合わせ
ポリッシュベゼルにはオイスターブレス、フルーテッドベゼルにはジュビリーブレスが一般的ですが、逆の組み合わせも可能です。ブレスの組み合わせによって、モデルの印象が大きく変わるため、自分の好みに合った組み合わせを選ぶことが重要です。
ケースサイズの種類
デイトジャストのケースサイズは、主に36mmと41mmの2種類が存在します。
1. 36mm
36mmは、デイトジャストの定番サイズとして長年愛され続けています。
小ぶりなサイズながら、ラグがしっかりしているため、小さく見えることはありません。
特に、腕周りが細い方や、ドレスウォッチとして使用したい方には、36mmがおすすめです。
2. 41mm
41mmは、2009年に登場した比較的新しいサイズです。36mmに比べて大きく、存在感のあるデザインが特徴です。
特に、大きめの時計を好む方や、スポーティーな印象を求める方には、41mmがおすすめです。
3. サイズによる価格差
36mmと41mmでは、価格にも差があります。特に、ポリッシュベゼルのステンレスモデルでは、36mmが78万円程度、41mmが85万円程度と、7万円ほどの差があります。
サイズ選びは、自分の腕の太さや好みに合わせて慎重に選ぶことが重要です。
文字盤の種類
デイトジャストの文字盤は、色やデザインによってさまざまなバリエーションが存在します。
1. スレートローマ
スレートローマは、グレー系の文字盤にグリーンのローマインデックスが特徴的なデザインです。
スポーツモデルにはない独特の雰囲気を持ち、デイトジャストならではの魅力を感じさせます。
特に、2021年に36mmにも追加されたことで、人気がさらに高まっています。
2. パーム文字盤
パーム文字盤は、2021年に登場した新作文字盤で、熱帯のヤシの葉をモチーフにしたデザインが特徴です。
36mm専用の文字盤であり、イエローゴールドやホワイトゴールドなど、材質によってカラーが異なります。
斬新なデザインが好まれ、現在も人気が高い文字盤です。
3. ダイヤモンドインデックス
ダイヤモンドインデックスは、時間を表すインデックスにダイヤモンドが散りばめられた文字盤です。
10ポイントのダイヤモンドが設置されているものや、6時と9時にダイヤモンドが配置されているものなど、さまざまなバリエーションが存在します。
特に、華やかな印象を求める方には、ダイヤモンドインデックスがおすすめです。
デイトジャスト現行モデルの中古相場
デイトジャストの中古相場は、材質やベゼルの種類によって大きく異なります。
以下に、現行モデルの中古相場を詳しく解説します。

36mmの中古相場
1. ポリッシュベゼル
- ステンレス:80万円~150万円
- イエローゴールドコンビ:130万円~150万円
- エバーローズゴールド:130万円~150万円
2. フルーテッドベゼル
- ホワイトゴールド:100万円~160万円
- イエローゴールド:120万円~160万円
- エバーローズゴールド:130万円~160万円
41mmの中古相場
1. ポリッシュベゼル
- ステンレス:100万円~140万円
- イエローゴールド:140万円~170万円
- エバーローズゴールド:150万円~180万円
2. フルーテッドベゼル
- ホワイトゴールド:120万円~170万円
- イエローゴールド:150万円~180万円
- エバーローズゴールド:160万円~185万円
中古相場の傾向
近年、デイトジャストの中古相場は上昇傾向にあります。
特に、ステンレスやホワイトゴールドのモデルは、定価を大幅に上回る価格で取引されることが多いです。
また、新作文字盤やスレートローマなどの特徴的な文字盤は、プレミア価格がつくことも少なくありません。
そのため、予算に余裕がない場合は、旧型モデルを検討することも一つの選択肢です。
まとめ
デイトジャストは、その豊富なバリエーションと高い実用性から、ロレックスの中でも特に人気の高いモデルです。
ベゼル、材質、ブレス、ケースサイズ、文字盤の組み合わせによって、モデルの印象や価格が大きく異なるため、自分の好みやライフスタイルに合ったモデルを選ぶことが重要です。
また、現行モデルの中古相場は年々上昇傾向にあるため、予算に応じて旧型モデルも検討することをおすすめします。
ぜひ、本記事を参考に、自分にぴったりのデイトジャストを見つけてください。
